屋外に設置する
(出所:ニチコン)
[画像のクリックで拡大表示]
表示付きリモコン
(出所:ニチコン)
[画像のクリックで拡大表示]

 コンデンサなどを手がけるニチコンは9月26日、Liイオン蓄電池による家庭用蓄電システム「ESS-U2M1」を発売すると発表した。10月1日に発売する。

 同社の家庭用蓄電システムは、2012年の出荷開始以来、累計で3.4万台以上を販売している。今回は、従来品よりも、容量が大きく、費用対効果に優れ、災害時の対策と電力の自給自足の両方を実現できるシステムとしている。

 従来品の7.2kWhという充放電の容量は維持しつつ、非常時用の容量を常時30%(3.3kWh)確保し、全体の容量を11.1kWhとした。希望小売価格は320万円とし、1kWhあたり30万円以下を実現した。

 住宅用の太陽光発電システムは、2019年以降、余剰電力買取期間が終了する。2019年には、45〜57万カ所の太陽光発電設備がその対象となるとみられている。

 こうした買取期間が終了した住宅では、蓄電システムを追加し、自家消費量を最大化するような活用に移行することが期待されている。

 並行して、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の推進政策など、太陽光発電電力を自家消費するための蓄電システムの補助制度が始まり、住宅に蓄電システムを導入する需要が拡大すると予想されている。

 住宅への蓄電システムの導入は、大地震の際の広域の停電に対応できる利点もある。

 「ESS-U2M1」は、フル充電時に、リビング用シーリング照明、冷蔵庫、液晶テレビ、携帯電話充電器などの標準的な家電を、最大約24時間、使用できる。また、非常時として、約7時間分を確保している。

 屋外設置で10年間の無償保証とする。室内に設置する表示付きリモコンを使って制御でき、ネットワーク見守り、ファームダウンロード、HEMS(住宅エネルギー管理システム)なしでもデマンドレスポンスへの対応が可能としている。

 外形寸法(突起部を除く)は1060mm×1250mm×300mmで、重量は182kgとなっている。運転可能な温度は−10〜+40°C、定格出力は連系運転時で2.0kW±5%、自立運転時で2.0kVA±5%。

 住宅メーカーをはじめ、太陽光発電システムメーカー、住宅建材商社などを通じて販売する。