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東証インフラファンドに5銘柄目が上場、アドバンテック系投資法人の約20MW

2018/09/28 02:07
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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TI矢吹太陽光発電所
(出所:日経BP)
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 東京証券取引所のインフラファンド市場に9月27日、5社目の銘柄となる東京インフラ・エネルギー投資法人(東京都千代田区)が上場を果たした。同投資法人は、アドバンテックの開発した5カ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を取得し、同社子会社の東京インフラ・アセットマネジメント(同)が資産運用を担当する。

 資産規模(取得価格)は、5サイト合計で約85億円、太陽光パネルの合計出力は約20MWとなる。固定価格買取制度(FIT)による買取価格は4サイト(約7MW)が36円/kWh、1サイト(約13MW)が40円/kWh。電力会社による出力制御の日数は最大で30日まで(30日ルール)が適用される。

 公募投資口数は4万3400口で、1口当たりの払込金額は9万2635円、発行価格(募集金額)は9万7000円。9月27日の上場初日には、1投資口の最高値は9万2900円を付け、終値は9万2300円となった。

 東京インフラ・エネルギー投資法人は、2019年6月期と12月期を合わせた通期の予想分配金に関し、利益超過分配金を含めて6751円と公表しているため、9月27日終値を基にした分配金利回りは7%台となる。

 投資対象となる5サイトは、TI龍ヶ崎太陽光発電所(茨城県龍ケ崎市・パネル容量1456kW)、TI牛久太陽光発電所(茨城県牛久市・同2284kW)、TI鹿沼太陽光発電所(栃木県鹿沼市・同1370kW)、TI矢吹太陽光発電所(福島県西白河郡矢吹町・同12994kW)、TI釧路太陽光発電所(北海道釧路郡釧路町・同1965kW)となる。

 このうち最大規模の案件は、福島県矢吹町に稼働中のTI矢吹太陽光発電所で、2015年3月に売電を開始した。同発電所は、EPC(設計・調達・施工)サービスを竹中工務店が担当し、太陽光パネルはREC Peak Energy製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製、杭基礎はマウンティングシステム製を採用した(関連記事:3次元CADでパネルを最適配置した矢吹町のメガソーラー)。

 5カ所のサイトは、すべてアドバンテック子会社のクールアースがO&M(運営・保守)サービスを担当している。また、東京インフラ・アセットマネジメントは、あいおいニッセイ同和損害保険とリスクアドバイザリー契約、NECネッツエスアイと技術アドバイザリーサポート契約を結んでいる。あいおいニッセイ同和損保は5%、NECネッツエスアイは1.5%の割合で、東京インフラ・アセットマネジメントに出資している。

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