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国内最大3.2MWパワコン、TMEICが投入、日本のメガソーラー環境に対応

2018/09/28 01:44
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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容量は3.2MW・直流入力電圧1500V対応の「SOLARWARE 3200ER」
(出所:TMEIC)

 太陽光発電用のパワーコンディショナー(PCS)大手である東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は9月27日、特別高圧送電線に連系するメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けの新機種として、容量が3.2MW・直流入力電圧1500V対応の「SOLARWARE 3200ER」を発表した。

 単機で容量3.2MWの機種は、国内で最大としている。2019年1月に販売を開始する。

 特別高圧送電線に連系する新規のメガソーラーは、2017年度以降、入札を経て開発する仕組みに変わった。経済産業省の狙いは、海外の再生可能エネルギーの推進策で実績のある入札制度により、競争原理を生かしながら、太陽光発電コストを大幅に引き下げることにある。

 これにより、新規の特高案件の開発には、発電所の開発と運用のコストを、これまで以上に下げる工夫が必要になっている。今回の3.2MW機は、同じ規模のメガソーラーにおけるPCSの設置台数を少なくでき、発電設備の導入コスト、運営コストの両方を低減できるとしている。

 TMEICは、2017年から米国などで3.2MW機を開発・販売してきた実績がある(関連コラム)。今回、海外で実績のある同容量機の「SOLARWARE 3200」を基に、日本に特有の設置環境を考慮して耐環境性を強化したとする。主に、低温や積雪への対応を強化した。

 冷却には、ハイブリッド冷却と呼ぶ、ヒートパイプとファンを組み合わせた機構を採用した。定格容量の40%まではファンを使わずに自然冷却でき、省エネと信頼性の向上を両立したとしている。屋外設置用の筐体も不要にしている。

 TMEICによると、同社の太陽光発電用のPCSは、国内で約1万8000台を納入済みで、これは容量が100kW以上の分野において、国内トップの実績としている。

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