電子部品のネット/通信販売大手の米Digi-Key社のJim Ricciardelli氏(Vice President, Digital Business)に、同社の軌跡や強み、日本での事業展開などについて聞いた。

Jim Ricciardelli氏。日経テクノロジーオンラインが撮影。スクリーンはDigi-Keyのスライド。
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 同社は現会長のRonald A. Stordahl氏が1972年に創業した。そのときの在庫品種数は36だった。1977年には電話帳のように厚いカタログを作り、配布を始めた。1998~9年にインターネット経由での販売を開始した。2016年現在で、在庫品種数は130万を超えた。部品サプライヤー数は650社を超える。81の国や地域向けのWebサイトを持ち、10言語・24通貨に対応する。170の国や地域に部品を出荷している。

 ミネソタ州Thief River Fallsにある本社配送センターの面積は2013年に約80万フィート2(約7万4000m2)に拡張した。2017年に入って、約100万フィート2(約9万3000m2)への拡張が完了した。そして、2017年6月に発表した最大3億米ドルの投資によって(ニュースリリース)、さらに約100万フィート2(約9万3000m2)の追加拡張を行う予定である。増築後2021年までには、合計で約200万フィート2(約18万6000m2)に拡張される。

 Ricciardelli氏は同社の強みとして、4つを挙げた。第1が即日出荷できる部品の種類が豊富なこと。具体的には、上述したように130万種である。配送センターからは即日出荷し、欧州の顧客には48時間以内に、日本の顧客には75時間以内に届けられるとする。第2が世界で24時間365日の顧客サービスを提供していること。米国外では欧州やアジア/日本に顧客サービスセンターを置く。サービスセンターでは取り引きのサポートに加えて、アプリケーションエンジニアによるサポートを行う。

世界の電子部品販売Webトラフィック市場シェア。Digi-Keyのスライド。
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 強みの第3は、使いやすいウェブ決済手段を提供していること。あるサードパーティーの調査では、Digi-KeyのWebサイトが使いやすいとした回答者は46%だったのに対して、2位の競合は13%だったという。また、世界の電子部品販売Webトラフィック市場シェアは39%で1位、2位の競合の27%と水を空けた。第4は顧客のコンピューターとDigi-Keyのサーバーを強固に接続するためのAPIを提供していること。大手顧客がExcelを使って発注する際などに威力を発揮するという。

■変更履歴
この記事の掲載当初、写真下にある本文第2段落(要点を除く)の本社配送センターの面積に関して、誤りがありました。掲載当初は、今後、約100万フィート2(約9万3000m2)へ拡張されるとしていましたが、約100万フィート2(約9万3000m2)への拡張は、すでに完了(2017年)しています。2017年6月に発表した最大3億米ドルの投資では、さらに約100万フィート2(約9万3000m2)」の拡張を行う予定であり、増築後2021年までには、合計で約200万フィート2(約18万6000m2)に拡張されます。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。

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