トヨタ自動車の北米新本社ビルに導入した屋根上太陽光
(出所:トヨタ自動車)
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 トヨタ自動車は、スパークス・グループの再生可能エネルギー発電所を投資対象とするファンド「未来再エネファンド」に出資者として参画する。出資予定額は100億円で、11月から運用を開始する。9月19日に発表した。

 未来再エネファンドは「日本各地における再生可能エネルギーの普及と利用拡大」を基本理念に、日本国内の太陽光・風力・バイオマス・地熱・水力発電所に投資する。運用期間はファンド組成日から25年間。11月に運用を開始した後、300億円規模まで追加出資を募集する。追加募集の期間は2019年3月29日まで。

 トヨタは、新ファンドの出資を通じて、同社が2015年10月に公表した環境負荷低減の取り組み「トヨタ環境チャレンジ2050」の達成に向け、将来的な同社の生産工場・電動車・販売店などへの電力供給も視野に入れている。

 トヨタ環境チャレンジ2050は、2050年までに「新車CO2ゼロ」(グローバル新車平均走行時CO2排出量の2010年比90%低減)、「ライフサイクルCO2ゼロ」(素材製造から部品・車両製造・走行・廃棄までのライフサイクル全体でCO2削減)、「工場CO2ゼロ」(グローバル工場CO2排出ゼロ)など6項目を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献するためのチャレンジを行うとしている。

 同チャレンジ内における再エネの取り組みとしては、2008年にハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場に出力2MWの太陽光発電システムを導入。2016年には本社工場や海外工場(米国と南アフリカ)に太陽光パネルを設置したほか、本社工場には定置式の純水素燃料電池も導入した。今後も環境性・地域性・経済性のバランスをみながら積極的に再エネを導入するという。