ウエストグループの建設した国内のメガソーラー
(出所:ウエストホールディングスングス)
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 ウエストホールディングス(広島市)は9月23日、東南アジアで太陽光発電設備の設置や省エネのコンサルタントなどを手掛ける現地法人・ウエストインターナショナルタイランド(WEST International Thailand)をタイに設立したと発表した。

 タイに進出している日本企業を手始めに、LED照明、空調の改善などの省エネ、太陽光発電などの創エネ、蓄電池やEMS(エネルギー管理システム)などの蓄エネを、「ウエストのエスコサービス」としてワンストップで提供する。

 資本金は3000万円で、出資比率は、ウエストホールディングスが49%、ジェイ・ウィル・グループのJ-will International(Thailand)Co.,Ltd.が17%、三菱東京UFJ銀行グループのBANGKOK BTMU LIMITEDが10%のほか、TDC、SBCSカンパニーリミテッド、MHCB Consulting (Thailand)Co., Ltd.が各8%となる。

 ウエストグループは、日本国内でメガソーラー建設213カ所、産業用太陽光発電システム約6000カ所、住宅用太陽光発電システム約5万5000件、地方自治体への太陽光発電の屋根貸し事業82カ所のほか、LED照明、空調機器の省エネ機器の設置サービスも展開している。こうした総合的なエネルギー管理ノウハウを東南アジアで生かす。

 特にタイは、天然ガス枯渇への懸念のほか、電力需給の逼迫が続き、適切な電気の調達計画がなされなければ、電気料金は7年以内に2倍になるとも言われている。このようななか、タイのエネルギー省は、LED照明の積極導入や、天然ガス火力への依存から石炭や再生可能エネルギーに転換していくことを目指している。

 一方で、タイに進出している日本企業は4567社(JETRO調べ)、在住日本人数6万4000人に達する。進出した日本企業にとっても、光熱費の高騰は大きな課題になっている。WEST International(Thailand)は、タイに進出している日本企業を手始めに、タイの地元企業まで幅広くサービスを展開していく計画。