ドイツAudi社の日本法人は2017年9月20日、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の主力モデル「Q5」を8年ぶりに全面刷新したと発表した(図1〜3)。同年10月2日から日本で販売を始める。先代モデルに比べて約60kg軽量化。JC08モード燃費を11%向上させて13.9km/Lとした。価格は657万円(税込み)からで、2018年中に3000台の販売を目指す。高排気量エンジンを搭載して出力を上げた高性能モデル「SQ5」も用意する。

図1 Audi社の新型「Q5」、斜め前から
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図2 斜め後ろから
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図3 内装部分
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 車両全体の約60kgという軽量化のうち、1/3にあたる約20kgがホワイトボディーの刷新によるものだ。アルミニウム(Al)合金の使用比率を増やしたことが大きく貢献している。

 フロント・クロス・メンバーに押し出し成形のAl合金を採用した他、インストルメントパネル(インパネ)下のモジュール・クロス・メンバーにもAlシート材とAl合金を組み合わせて適用した。ボンネットやテールゲートにもAl合金を使用している。加えてフロント・サスペンション・トップの周辺部品に、一体成形のアルミ鋳造材を採用した。四つの鋼材部品を組み合わせていた先代モデルに比べて、部品点数を減らして軽くできた。フロントサスペンションの支持剛性を高める効果もある。

 室内周辺の骨格には、高張力鋼板のホットプレス(熱間プレス)材を多用し、衝突時の乗員保護性能を高めている。フロントエイドとインテリアの結合部分、ルーフフレームの前側、センターピラー、サイドシル、フロア部分など適用箇所は多岐にわたる。熱間プレス材の使用割合は、ボディー質量の約20%を占めた。部材の厚さを部分的に変える加工を施して高強度を実現。一般的な高張力鋼板を使用した場合と比べて、軽量化の効果は4.6kgに上るという。変速機も部品配置を見直すなどして2〜3kg軽くすることができた。

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