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TMEIC、ベトナムでPCSと連系設備のパッケージ製品を受注

2018/09/12 18:44
工藤宗介=技術ライター
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(出所:TMEIC)
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「SOLAR WARE STATION」の模式図 (PCS、昇圧用変圧器、高圧遮断器を搭載)
(出所:TMEIC)
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 東芝三菱電機産業システム(TMEIC、東京都中央区)は9月12日、ベトナム・ザライ省に建設中の出力49MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)から、パワーコンディショナー(PCS)と連系設備などをパッケージ化した製品を受注したと、発表した。

 PCSと周辺機器を一括収納したワンストップソリューション「5.1MW SOLAR WARE STATION」と、電力会社からの運転条件要求に従って太陽光発電所の出力制御する「Power Plant Controller(PPC)」を納入する。

 SOLAR WARE STATIONは、PCSと昇圧用変圧器、高圧遮断器などをひとつにパッケージングした製品。TMEICの工場で各機器を組み立て、配線作業を完了させることでシステムとしての品質を確保し、完成品としてそのまま輸送して現地サイトに据え付ることで建設コストも削減できる。周囲環境に影響されないメンテナンス性も利点としている。

 また、Power Plant Controllerは、出力が安定しない再エネに対して、電力会社から求められる電圧・周波数制御や出力抑制などの指令信号に基づき、発電所内の全PCSを最適に制御する。

 受注したメガソーラーの出力は49MWで、年間発電量はベトナムの一般家庭約4万7000世帯分に相当する。2018年秋に運転を開始する予定。EPC(設計・調達・施工)サービスは、日揮および同社の現地法人JGC Vietnamが担当する。ベトナムの複合企業Thanh Thanh Cong Group(TTCグループ)傘下の再エネ関連企業Gia Lai Electricity Joint Stock Company(GEC、ザライ電力合弁会社)から受注した。

 ベトナムでは再生可能エネルギーの利用拡大を推進しており、2030年までに12GW規模の太陽光発電を導入する計画を掲げている。

 TMEICは、太陽光向けの大型PCSで国内トップシェアを維持しているほか、グローバル戦略を強化している。2018年5月末時点で、全世界出荷量の累計は15GWに達し、その内訳は、日本8231MW、北米3035MW、インド2911MW、中国446MW、中南米312MW、欧州・アフリカ21MW、東南アジア15MWとなっている(関連記事:米フロスト&サリバン、TMEICに対し4年連続で「グローバル・アワード」)。

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