ニュース

Jパワー、洋上風力を強化、英に出資、仏社と浮体式を研究

2018/09/09 21:55
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
Jパワーの所有する水力発電所
(出所:Jパワー)
クリックすると拡大した画像が開きます

 電源開発(Jパワー)は、洋上風力発電に関する取り組みを強化する。フランスの総合エネルギー企業であるENGIEと協業に向けた覚書を締結し、日本の一般海域における浮体式洋上風力の事業化に向けた共同研究を進める。また、英国の洋上風力発電事業に参画するため、現地子会社に対して増資を行う。いずれも9月6日に発表した。

 Jパワーは、現在、水力857万kW(8.57GW)、地熱1.5万kW(15MW)、陸上風力44万kW(440MW)の再生可能エネルギーを保持している。4月27日に発表した「中期経営計画の取組状況と今後の取組」において、2025年度目標として「再エネの新規開発・100万kW(1GW)」を掲げている。現在、他の4社と共同で北九州市に最大出力22万kW(220MW)の洋上風力の事業化検討を進めている。

 ENGIEは、洋上風力分野に20年以上の経験を持ち、現在250万kW(2.5GW)の洋上風力事業を開発中。また、近年は浮体式洋上風力発電に積極的に取り組んでおり、欧州での経験をもとに日本を含むアジアでの事業拡大を目指している。JパワーとENGIEは、浮体式洋上風力と同時に、日本・欧州・その他の地域における幅広い分野での協業に向けた協議を進めていく。

 また、Jパワーは英国現地子会社のJP Renewable Europe(JPRECL)に対して2億4700万ポンドの増資を行う。増資した資金をもとに、独innogy SEの100%子会社が所有する洋上風力事業持株会社の株式の一部を取得する計画。なお、増資後のJPRECLの資本金額(2億4700万1ポンド)が、Jパワーの資本金額の100分の10以上に相当することから、特定子会社に該当することになる。

  • 記事ランキング