制御システムの構成例
(出所:ラプラス・システム)
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 太陽光発電関連の計測などを手掛けるラプラス・システム(京都市)は9月3日、消費電力に合わせて太陽光発電の発電出力を自動で制御するシステムの特許を7月6日付で取得したと発表した。5月にリリースした「自家消費型太陽光発電向け自動出力制御システム」に搭載されている。

 特許技術は、消費電力や発電性能に応じて比率制御と固定値制御を組み合わせた独自の計算方法により、過剰に発電量を抑制することなく効率的に発電できるという。消費電力に対して一定比率で発電を制御する場合、消費電力が大きいほど抑制される発電量が大きくなる。一方、消費電力から固定値を差し引いて発電を制御する場合、消費電力が小さいほど抑制される発電量が大きくなる。

 また、同特許の請求範囲には、蓄電池を含むシステムも含まれる。蓄電池を組み合わせることで100%太陽光発電による自家消費を実現できるという。同社は今後、蓄電池の普及が進むと予想されることから、蓄電池の充放電状況も考慮した最適制御が可能な自家消費システムの研究開発を進めていくという。

 自家消費型太陽光発電向けの自動出力制御システムは、発電電力が消費電力を上回らないようパワーコンディショナー(PCS)を制御することで、より多くの発電電力を得られる。自家消費の場合、発電電力が消費電力を上回ると逆潮流(系統への電力流出)が発生してPCSが停止する恐れがある。

 太陽光発電の計測・表示・監視システムのオールインワン端末「Solar Link ZERO」の1機能として提供している。同社によると、これまでに先行販売を含めて15件を受注し、現在も順調に引き合いがあるという。今後、2019年3月末までに100案件の受注を目指す。