Hywind Tampen floating wind farmの位置
(出所:出光興産)
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洋上風力から海洋油田施設に送電するイメージ
(出所:Equinor Energy)
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プロジェクトのイメージ図
(出所:出光興産)
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 出光興産の子会社である出光スノーレ石油開発(東京都千代田区)は、同社グループが権益を持つノルウェー領北海の海洋石油ガス田であるスノーレ油田において、浮体式洋上風力発電による電力確保を検討すると、発表した。

 実現した場合、洋上風力発電設備から、海洋油田施設に直接、ケーブルを接続して、送電する世界初のプロジェクトになると見られる。

 スノーレ油田は、ノルウェー西部のベルゲン市北西約200km、水深300~350mに位置する海洋油田。出光スノーレ石油開発は、100%子会社のノルウェー現地法人Idemitsu Petroleum Norgeを通じて、スノーレ油田の権益を9.6%所有している。

 同プロジェクトでは、定格出力8MWの浮体式洋上風力発電設備11基で、合計88MWから構成される洋上ウィンドファーム「Hywind Tampen floating wind farm」を建設し、石油ガス生産設備で活用する。具体的には、スノーレ油田と近傍のガルファクス油田に供給する。

 現在のガスタービン発電による電力の約35%を再生可能エネルギーに置き換えられる見込み。浮体式洋上風力発電設備には、ノルウェーの大手エネルギー企業で、スノーレ油田の33%の権益を持つエクイノール(Equinor Energy)の「Hywind(ハイウィンド)」コンセプトを採用する。今後、2019年の最終投資判断に向けて設計や建設、設置作業の詳細を検討する予定。

 今回のプロジェクトの検討開始に関しては、エクイノールもリリースを公表している。