Neil Trevett氏 日経エレクトロニクスが撮影。スクリーンはKhronos Groupのスライド。
[画像のクリックで拡大表示]

 米Khronos GroupのPresidentを務めるNeil Trevett氏(米NVIDIA社のVice President Mobile Ecosystem)に話を聞いた(写真)。Khronos Groupはグラフィックス処理や並列処理などのローレベル(ハードウエア/ICに近い)API(application programming interface)の標準化などを担う非営利機関である。

 最も著名なAPIは1990年代に発表され、Khronos が引き継いだグラフィックス処理向けの「OpenGL」。そのサブセットでKhronos が自ら策定した、モバイル機器向けの「OpenGL ES」は大半のスマートフォンに採用されている。

 長い歴史を持つOpenGLは、ハードウエアの進展や需要の変化に対応するように改訂が重ねられてきた。が、改訂ベースでは対応しきれないケースもでてきたことから、新たに一から作ったのが、2016年2月には1.0版が発表された次世代グラフィックス処理APIの「Vulkan」である(図1)。

図1●Khronos Groupが手掛ける主な標準化の最新状況 同機関のスライド。
[画像のクリックで拡大表示]

 Vulkanは基本的にデスクトップPC向けのOpenGLとモバイル機器向けのOpenGL ESの双方の次世代版という位置付けで、すでに、Vulkan対応のGPUコアやGPUチップ、デスクトップPC/モバイル機器が登場している(図2)。Vulkan対応のハードウエアを前提にしたゲームソフトウエアもある。

図2●Vulkan対応のハードウエアが続々 Khronos Groupのスライド。
[画像のクリックで拡大表示]

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!