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横浜環境、高校で屋根借り太陽光、災害用蓄電池も

2018/08/20 17:22
工藤宗介=技術ライター、金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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神奈川県立商工高等学校の校舎屋上に設置された太陽光パネル
(出所:横浜環境デザイン)
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神奈川県立商工高等学校の校舎屋上に設置された太陽光パネル
(出所:横浜環境デザイン)
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 横浜環境デザイン(横浜市)は、神奈川県立商工高等学校の校舎屋上に太陽光発電システムを設置し、8月1日から発電を開始した。神奈川県が公募した屋根貸し事業の一環で、同社は2件のプロポーザルが採択された。

 DMEGC製の太陽光パネル200枚を設置した。設置容量は57kWで、年間発電量は6万4398kWhを見込む。災害時に避難場所となることを想定し、容量2kWhの自立型蓄電池を寄付した。非常時は太陽光パネルから充電でき、約40時間のノートPCの使用、またはスマートフォンを約130回分充電できる。

 同事業は、神奈川県が所有する施設の屋上や屋根上に太陽光発電システムを設置して発電事業を行う事業者を公募するもの。採択された事業者は、各施設に設置した太陽光発電の容量に応じた賃料を支払う。

 発電した電気は、横浜環境デザインの展開する電気小売事業「ヨコハマのでんき」を通じて近隣の消費者に供給することで、エネルギーの地産地消を推進する。今後、えびな支援学校の屋根上にも58.14kWの太陽光発電設備を設置し、8月中に発電を開始する予定。

 同社では、2015年9月に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて、17の目標のうち「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と「住み続けられる町づくり」に取り組んでいる。

 具体的な施策として「太陽光発電の施工やIPP事業によるエネルギーシフトを推進」「食も人のエネルギーと考え、食物の生産、農業分野への進出」「分散型・地産地消エネルギー社会を実現するための仕組みづくりと電気小売事業への進出」の3つを重点課題に挙げた。

 太陽光発電の施工については、2018年度における建設目標として40MWを掲げた。これは一般家庭の4万世帯分に相当する。

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