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Jパワーと関電、英国沖860MWの洋上風力に参画

2018/08/15 14:30
工藤宗介=技術ライター、金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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Triton Knoll洋上風力発電所の位置
(出所:Jパワー)
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事業スキームの概要
(出所:Jパワー)
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Moray East洋上風力発電所の完成予想図
(出所:三菱商事)
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 英国東海岸の北海洋上で計画されている合計出力約860MWの「Triton Knoll(トライトン・ノール)洋上風力発電事業」に日本企業が参画する。同発電所の事業持株会社であるTriton Knoll HoldCo社の株式を、電源開発(Jパワー)が25%、関西電力が16%取得する株式売買契約を締結した。それぞれ8月13日に発表した。

 1MW当たりの事業費を約4億円とし、エクイティ比率を約半分とした場合、Jパワーと関電の出資総額は合わせて1000億円近くになる。

 同発電所は、定格出力9.5MWの風力発電設備を90基設置する計画。発電設備は、三菱重工業とデンマークVestas Wind Systemsが折半出資するMHI Vestas製を採用する。英国の低炭素電源向け投資インセンティブ制度であるCfD(Contract for Difference)制度の対象事業に認定されており、運開後15年間にわたって差額決済方式による固定価格が保証されている。運転開始は2021年の予定。

 両社は今回、風力発電事業持株会社の株式を現在100%保有する、独大手電力会社innogyの英国子会社であるinnogy Renewables UKから株式譲渡を受ける。innogyは、洋上風力発電で世界第3位のシェアを持つ。

 株式譲渡に際して、Jパワーは英国に投資会社JP Renewable Europeを設立した。Jパワーは投資会社の議決権付普通株式の100%を保有して会社運営を行う。また、投資会社は日本政策投資銀行(DBJ)に対して議決権のない優先株式を発行し、投資所要資金の一部を調達する予定。Jパワーは海外6カ国36件のIPPプロジェクトに出資しており、持分出力は合計6684MW。また、Triton Knoll洋上風力発電事業を含む3件が建設中・計画中。

 関西電力は、オランダ現地子会社のKPIC Netherlandsを通じて同株式を取得した。同社によると、同社の海外事業における持分容量は合計2712MWになる(営業運転前を含む)。なお、日本の電力会社が海外洋上風力発電事業に参画するのは初めてという。

 英国沖の洋上風力に関しては、今年3月三菱商事がスコットランドMoray湾沖合に建設する「Moray East(モーレイイースト)洋上風力発電所」に事業参画すると発表していた。総出力約950MWで2018年中に建設を開始し、2022年に運転開始する予定(関連記事:三菱商事、英国最大級の洋上風力プロジェクトに参画)。

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