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「田中耕一氏の研究成果」が受託分析サービスへ

わずかな血液からアルツハイマー病変を検出

2018/08/10 08:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 島津製作所と島津テクノリサーチは、血液中の血漿を使って脳内のアミロイド蓄積度合いを推定する受託分析「アミロイドMS受託解析サービス」を2018年8月7日に開始した。同年2月1日(日本時間)に英科学誌Natureオンライン版に掲載された成果を、いよいよサービスとして提供する格好だ。

島津製作所 田中耕一記念 質量分析研究所 所長でシニアフェローの田中耕一氏
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 今回のサービスでは、わずか0.6mLの血漿を使って脳内アミロイド蓄積度合いを推定することができる。島津製作所 田中耕一記念 質量分析研究所 所長でシニアフェローの田中耕一氏が発明し、2002年度のノーベル化学賞を受賞した質量分析技術を応用している(関連記事)。血液を使うことで、従来の陽電子放出断層撮像(PET)や脳脊髄液(CSF)を用いる方法に比べて体への負担を小さくした。

 今回の受託分析は研究用に行うもので、医療行為や診断目的に用いることはできない。島津製作所は、「治療薬や早期予防法の基礎研究や開発への貢献を目指したい」としている。

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