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シーメンスとアルムが協業、医療のデジタル化を推進

全国の医療機関へ「Join」の導入をサポート

2018/07/31 07:00
増田 克善=日経デジタルヘルス

 シーメンスヘルスケアとアルムは2018年7月30日、医療のデジタル化の推進などに関する協業を開始した。シーメンスヘルスケアは、全国の医療機関に対してアルムの汎用画像診断装置プログラムである「Join(ジョイン)」の導入をサポートしていく。

アルムのJoin(左)とシステム概要図
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 シーメンスヘルスケアのクラウドサービスである「teamplay(チームプレイ)」とアルムのJoinは、ともにクラウドでの医療情報の活用や共有を目的としている。この親和性の高さも、協業の背景の一つに挙げる。teamplayは、被曝線量の管理や装置の稼働率の把握などができる医療機関向けクラウドサービスで、2016年4月から提供している(関連記事)。今後、医療におけるデジタルエコシステムの発展を視野に入れ、teamplayを多機能プラットフォームへと進化させる考えだ。

 アルムが提供するJoinは、医療関係者がクローズドな環境で医用画像の共有を行いながらチャット形式でコミュニケーションをとることができるアプリケーション(関連記事)。日本で初めて保険収載されたプログラム医療機器で、国内では約150の医療機関で導入されているという。夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとして、また救急患者の転院の際の病院間連携・情報共有などに利用されている。

 今回の協業に関して、シーメンスヘルスケア代表取締役社長兼CEOの森秀顕氏は次のように述べている。「私たちの目指す医療デジタル化には世界中で多くのパートナーが不可欠であり、今回のアルム社との協業が国内におけるその第一歩となる。今後両社は、お互いの持つ専門性や技術力を最大限に生かして医療デジタル化の推進に貢献し、医療従事者から信頼され、共に医療の未来を形作っていくことのできるパートナーとなるよう積極的に取り組んでいく」。

 一方、アルム代表取締役社長の坂野哲平氏は次のように述べている。「今回の協業では、単なる販路の拡大だけではなく、シーメンスヘルスケア社のデジタルエコシステムのプラットフォームを基盤にCTやMRIなどのモダリティー機器などと、よりシームレスな連携を行うことでクラウドを活用した情報共有を促進できると考えている」。

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