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太陽光の出力変動に対応、ガスタービンの応答性向上へ

2018/07/20 08:30
工藤宗介=技術ライター
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太陽光・風力発電とガスタービン複合発電(GTCC)の共生イメージ
(出所:NEDO)
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7月18日、太陽光・風力発電の出力変動に機動的に対応できるガスタービン複合発電の開発に着手すると、発表した。

 既存の火力発電設備の改造(レトロフィット)や更新(リプレース)を想定する。天候により影響を受ける太陽光・風力発電の出力変動に素早く対応できることを目指し、要素技術を開発する。委託予定先は一般財団法人・電力中央研究所と三菱重工業。

 今後、太陽光や風力発電を大量に導入していくには、その出力変動に対応し、電力を安定供給する仕組みが必要となる。需給バランスや周波数の調整などには、ガスタービン複合発電が有望視されているが、現状では起動時間が長い、出力調整の速度が遅い、最低負荷が高いなどの課題がある。

 同事業では、中核機器であるガスタービンの負荷応答性の向上、部分負荷効率の向上、最低負荷の低減など、負荷変動の対応に関する要素技術を確立し、実機に組み込むめどを付ける。天候によって出力変動する太陽光・風力発電の安定的な導入とCO2排出量削減の両立を目指す。

 日本では、2030年に温室効果ガスを2013年度比26%削減の目標を掲げており、その達成に向けた手段として、再エネの大量導入を目指している。経済産業省が2015年7月に公表した「長期エネルギー需給見通し」によると、2030年度には太陽光発電による発電量が電源構成の7%を想定している。

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