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北海道壮瞥町、高温地熱の兆候確認できず、資源調査を終了

2018/07/18 13:07
工藤宗介=技術ライター
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地熱資源の調査風景
(出所:壮瞥町)
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地熱水を活用したビニールハウス栽培の様子
(出所:壮瞥町)
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 北海道壮瞥町(そうべつちょう)と北海道電力、九州電力は7月9日、壮瞥町における地熱発電事業化検討に向けた地熱資源調査を終了すると発表した。地表調査の結果、地下深部に発電事業に必要となる高温の地熱資源の兆候を確認できなかったという。

 3者は2016年5月、壮瞥町が地熱資源調査、発電事業化検討を実施し、北海道電力と九州電力が協力する内容の協定を締結。適正な地熱開発規模を評価のうえ、その地熱資源を活用した発電事業化の検討を進めていた。調査範囲は同町の東部。

 壮瞥町は、西部に有珠山と昭和新山という2つの活火山があり、地熱資源が豊富。「再生可能エネルギーのまち」を掲げ、1980年代から、地熱水を活用したビニールハウスによる野菜の栽培に取り組み、「オロフレトマト」が名産品になっている。

 固定価格買取制度(FIT)の開始を機に、地熱発電の開発にも乗り出していた。

 政府は、2030年度のエネルギーミックスで、地熱発電に関しては140~155万kWを見込んでいる。だが、FIT開始前の導入量とFIT認定量を合わせた容量は60万kW、導入量は53万kWにとどまっている。

 北海道電力の地熱発電所は、1982年11月から運転する「森発電所」(北海道森町)の1基のみ。発電出力は2万5000kW。一方、九州電力は、大分県九重町の4発電所を含む5地点6発電所を運転している。発電出力は合計21万2000kW。

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