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「オフグリッド再エネ」への投資が2.8億ドルに、IRENA公表

2018/07/17 17:44
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は7月14日、米ニューヨークの国際連合本部で開催されている会議「持続可能な開発のための国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)」において、オフグリッドの再生可能エネルギーが2008年から容量比で3倍、供給を受けている人口の比で6倍と急成長していることを発表した()(関連記事1)。

オフグリッドの再エネ設備容量の推移(出所:IRENA)
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 同機関がHLPF会期中に発表した新しいレポート「オフグリッド再生可能エネルギー・ソリューション、グローバルと地域の状況およびトレンド」によるもの。

 同報告書によると、世界全体では現在、約1330万人が低コストで確実に入手可能な再エネの電力サービスを受けており、大きな社会経済メリットを享受している。また、オフグリッド関連投資は、2017年に世界全体で総額2億8400万ドルに達したという。

 同報告書のデータは、オフグリッドの再エネが電力サービスを拡大するうえで主流のソリューションとして世界中で台頭しつつあり、既存の電力網インフラが未整備の場所でも電化を実現することによって、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」の第7目標である「安価で信頼性が高く、持続可能な現代のエネルギーへのアクセス」(SDG7)に貢献している現状を鮮明に示している。

 IRENAの知識・政策および財務部門で副部長を務めるRabia Ferroukhi博士は、「オフグリッドの再エネは、過去2~3年間に発展途上諸国で『エネルギーへのアクセス』を実現するうえで大きく貢献している。我々の分析ではこうした傾向を把握しているが、一方で2030年のSDGs達成に向けて取り組みを一層強化する必要があることも明らかだ」と述べている。

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