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「シースルー太陽電池」を個人住宅に採用、太陽工業

2018/07/04 13:50
工藤宗介=技術ライター
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サンルーム外観
(出所:太陽工業)
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サンルーム内観
(出所:太陽工業)
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 テントなど膜状構造物メーカーの太陽工業(東京都世田谷区)は6月21日、埼玉県行田市内に竣工した個人住宅において、太陽光が透過する「シースルー太陽光パネル」を屋根に採用したサンルームを構築したと発表した。

 今回採用したシースルー太陽光パネルは、薄膜太陽電池にスリット(切れ目)を入れることで、発電機能を持たせながら光を透過するようにした。太陽光(可視光)を10%透過することで日中の照明が不要になる一方、日射熱は90%以上カットするため遮熱効果で涼しさを保てるという。

 1枚あたりのサイズは1200×998mmで公称最大出力は85W。今回設置したサンルームには12枚使用することで最大出力1020Wとなる。発電した電力は、オムロン製パワーコンディショナー(PCS)を介して住居内の電気製品に供給し、余剰電力は電力会社に売電する。

 同社は、1996年からシースルー太陽光パネルの販売を開始し、これまでに各種公共施設、大型商業施設など約200件の実績がある。個人住宅への施工は今回が初めてとなる。シースルー太陽光パネルの参考価格は、1枚あたり12万円。

 なお、同住宅は、サンルームのほかにもソーラーフロンティア製太陽光パネルを約90枚、出力16kW分を設置する。計算上はネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に適合するという。

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