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京大、社会変革型医療データサイエンティストを育成

デロイト トーマツと共同研究講座を開設

2018/06/27 14:45
増田 克善=日経デジタルヘルス

 京都大学とデロイト トーマツ グループは、京都大学大学院医学研究科の研究拠点形成制度(スポンサード・リサーチ・プログラム、SRP)に基づく共同研究として「社会変革型医療データサイエンティスト育成プログラムの開発」を2018年4月~2021年3月まで実施する。

 医療におけるICTやAI(人工知能)の利活用が広がる中で、分析だけを請け負うデータサイエンティストではなく、ライフサイエンス・ヘルスケア領域に深い造詣を有し、社会変革を実現できる「社会変革型医療データサイエンティスト」人材の育成を目指す。

求められる社会変革型医療データサイエンティスト像
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 京都大学における医療・生命科学の専門性および医学部附属病院での医療情報の取り組みと、デロイト トーマツのデータサイエンスや医療・製薬ビジネスの知見、社会課題解決のノウハウを基にカリキュラムを組み、2019年4月から2年間の共同研究講座を開設する。京都大学 大学院生(医学研究科人間健康科学系専攻、他研究科・専攻からも応募可)および他大学学生、社会人が対象。本講座開設に先立ち、想定される受講者の理解力・ニーズを確認し、講義の内容や難易度を洗練するために2018年10月から、京都大学学生および社会人に対して半年間の試行講座を実施する予定である。

3分野で横断なカリキュラム

 研究プログラムでは、(1)情報・データサイエンス、(2)医学・生命科学、(3)経営・社会変革の3分野を設定し、横断的に学ぶカリキュラムの開発を行う。

 (1)の分野では、デロイト トーマツが提供するデータアナリティクスのためのデータサイエンス基盤に基づく基礎力の強化を実施する。(2)の分野では、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻での医療ビッグデータ/創薬AIにおける研究実績を生かし、京都大学医学部附属病院で蓄積されている医療データを用いた応用的な医療データサイエンス実習と、臨床現場における実課題に基づく医療情報を扱うための技術と法制に関する教育プログラムを開発・提供する。

 (3)の分野では、組織医療・社会において解決すべき課題を自ら見出し、変革を実現できる能力開発を目指し、デロイト トーマツでのライフサイエンス・ヘルスケア領域における戦略策定・組織変革経験に基づくマネジメント教育を実施する計画。

 なお、京都大学 人間健康科学系専攻では、文部科学省 概算要求プログラム「組織再編による多様な高度医療専門職人の養成-医学物理士・臨床研究管理者・医療ビッグデータサイエンティスト等の養成-」を実施しており、協賛でプログラム開発を推進するという。プログラムの学外・社会人への展開にあたっては、関西の産学官連携により、健康長寿の社会づくりと次世代産業づくりをめざす「関西健康・医療創生会議」(京都大学名誉教授・関西広域連合顧問 井村裕夫議長)の協賛で進める予定としている。

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