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バイオマス発電用に国内材でペレット製造、住林と電発

2018/06/25 15:40
工藤宗介=技術ライター、金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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銘建工業の製造した木質ペレット
(出所:銘建工業)
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 住友林業とJパワー(電源開発)は6月19日、バイオマス発電用燃料向け木質ペレットの製造・販売会社「SJウッドペレット」(東京都千代田区)を共同で設立すると発表した。2021年の事業化を目指す。

 木質ペレットは、木を粉砕・乾燥させ、直径約6mm、長さ50mm前後のペレット状に圧縮成型した固形燃料。世界的にバイオマス燃料の1つとして流通している。国内では、集成材大手の銘建工業(岡山県真庭市)などが、木材加工品の製造工程から排出される木屑を原料に製造・販売している。

 ペレットストーブのほか、バイオマス専焼発電の主力燃料や石炭火力に混ぜたりして、CO2排出抑制の手段として使われるケースも増えている。Jパワーは石炭火力を主力事業とすることから、国内の森林資源を多く持ち、木材調達でもノウハウのある住友林業と組むことで、今後、石炭代替の燃料を確保していく狙いがあるものと見られる。すでに長崎県松浦市の石炭火力でバイオマス混焼に乗り出している。

 新会社の資本金は1000万円で、出資比率は住友林業が51%、電源開発が49%。代表取締役には、住友林業 資源環境本部 環境・エネルギー部長の安藤祥一氏が就任する予定。設立日は7月2日。

 新会社は、国内の林地未利用木材などをバイオマス発電用燃料として活用し、木質ペレットの供給体制を検討するとしている。

 住友林業は、国内でバイオマス発電事業を積極的に開発しているレノバにも出資し、資本提携している。バイオマス発電所の計画が相次ぎ、輸入バイオマスの急増が予想されるなか、国内バイオマス活用の多面的な価値が再評価されるのは必至で、国内森林資源と調達網を持つ住友林業がキープレーヤーになりつつある。

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