韓国Hanwha Q CELLS Koreaは、韓国全土のガソリンスタンドに太陽光パネルを設置し、一般家庭に再生可能エネルギーの電力を供給する。5月24日に韓国ガソリンスタンド協会(KOSA)、Dongwon EnC、Dasstech、全北銀行との間でMOUを締結した。

 同プロジェクトは、遊休スペースであったガソリンスタンドの屋根を有効活用することで、太陽光発電の設置面積を節約できる。韓国のガソリンスタンドの屋根は、隣接する建物の屋根より高いことが多く、太陽光発電には理想的でメンテナンス作業が容易という。また、長期的には太陽エネルギーを分散型システムで活用できるようになると説明する。

 太陽光パネルの設置により、ガソリンスタンド事業者は再エネ認証を取得可能になり、従来の電源のみを使用した場合と比べて最大50%の経済メリットを得られる。

 仮に韓国全土のガソリンスタンド1万3000カ所に太陽光パネルを設置できれば、年間9万世帯の電力需要に対応できる300MWの太陽光発電を構築できるという。同容量の設置コストは約3000億ウォンに達する。

 KOSA所属ガソリンスタンド事業者に、Hanwha Q CELLS Koreaが太陽光パネルを、Dasstechがパワーコンディショナー(PCS)を供給する。Dongwon EnCが施工を請け負い、全北銀行がプロジェクトの資金援助を行う。

 海外では、すでに多くの企業が同様のプロジェクトに着手している。仏電力会社のTotalは、2016年に今後5年間で世界中のサービスステーション5000カ所に合計200MWの太陽光パネルを設置することを目的に3億ドルを投資した。また、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ国営石油(ENOC)グループは、2017年にドバイを皮切りに新設する全てのガソリンスタンドに太陽光パネルを設置すると発表した。

ドイツ・フランクフルトの建物屋根に設置されたハンファQセルズ製太陽光パネル
(出所:ハンファQセルズ)
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