ドイツBMW社と米Intel社が中心となって自動運転車の開発を進める連合に、ドイツContinental社が加わった。Continental社はセンサーや車両制御といった要素技術に加えて、自動運転プラットフォームとして複数の機能を統合するとりまとめ役となる。

 これで、自動運転開発で二つの連合が競い合う構図が鮮明になってきた。BMW社と半導体大手のIntel社、そしてIntel社が2017年3月に買収を発表したイスラエルMobileye社が一つの勢力。BMW社は2021年までに自動運転車を市販する計画だ。ここに、部品メーカーとしてContinental社が参画する。水面下で協力関係を持ってきたが、2017年6月20日に正式発表した(関連記事: IntelがMobileye買収、3勢力の競争へ)。

図1 ドイツ・ハノーバーで会見するContinental社Chairman of the Executive BoardのElmar Degenhart氏
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 対抗するのが、自動運転技術に欠かせない人工知能(AI)の一種であるディープラーニング(深層学習)に強みを持つ米NVIDIA社の勢力だ。NVIDIA社の連合には、ドイツAudi社や同Daimler社が名を連ねる。トヨタ自動車も2017年5月に手を組んだばかりだ(関連記事:トヨタがNVIDIAと提携、自動運転、脱日本連合へ)。部品メーカーとしては、ドイツのBosch社やZF社が加わっている。

 「BMW社やIntel社、Mobileye社と連携して自動運転プラットフォームの開発を加速させる。当社が担うのはシステムを統合する役割だ。連合入りを決めたことで、安全で低価格なプラットフォームを、より早く提供できるようになる」——。Continental社Chairman of the Executive Board(取締役会長)のElmar Degenhart氏は、2017年6月21日にドイツ・ハノーバーで開いた会見で意気込んだ(図1)。

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