大林組、秋田県沖の洋上風力でスペイン企業と連携

2019/06/21 20:09
工藤宗介=技術ライター
秋田県北部洋上風力発電事業の風車設置イメージ
(出所:大林組)
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 大林組は、開発可能性に関して調査を進めている「秋田県北部洋上風力発電事業」について、6月17日にスペインの風力発電設備メーカーであるSiemens Gamesa Renewable Energy(SGRE)と連携協定を締結した。同事業の実現に向けて必要となる課題の解決について相互に協力していく。

 秋田県能代市浅内沖、三種町八竜沖、男鹿市若美沖に洋上風力発電設備を設置する事業で、定格出力は最大455MWに達する。2024年以降の運転開始を予定している。SGREは、同事業で想定される大型風力発電設備の供給メーカーとして優先交渉権を持っていた。

 連携協定に基づき両社は、風力発電設備の設置、維持管理における安全の確保、風力発電事業のためのインフラ整備に向けた協力、地元企業と協力していく可能性を検討するなど、連携して取り組むという。さらに、同事業を通じた地域貢献を推進していく。

 大林組グループでは、グループ全体での「CO2排出量ゼロ」を目指し、建築・土木・開発事業に次ぐ第4の柱として再生可能エネルギー発電事業に取り組んでいる。現在、約7万世帯分の年間消費電力に相当する太陽光案件28カ所133MW、風力案件1カ所6MW、バイオマス案件1カ所15MWが稼働している。

 また、SGREは、全世界で3100基を超える洋上風力発電設備の供給実績を持つ。定格出力は合計12.5GW以上に達するという。