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地震に被災した太陽光システム、JPEAが注意喚起

2018/06/21 23:37
工藤宗介=技術ライター
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住宅用太陽光発電システムの構成例
(出所:JPEA)
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 太陽光発電協会(JPEA)は6月19日、大阪北部地震が発生したことを受けて、被災した家屋に設置された太陽光発電システムの取り扱いについて注意を喚起した。太陽光パネルは感電の恐れがあることから、二次災害を未然に防ぐためにも絶対に触らず販売・施工業者に連絡するよう求めている。

 同文書では「震災で倒壊の危険のある家屋に設置された太陽光発電システム」と「家屋と共に倒壊した太陽光発電システム」に分けて、その取り扱い上の留意点を記載した。

 倒壊する危険性のある家屋に設置された太陽光発電システムは、電力系統が停電すれば自動的にシステムの運転を停止するが、停電が復旧し日射があれば自動的に運転を再開するという。機器や配線の損傷から漏電の危険があるため、必ず分電盤の遮断器を切りパワーコンディショナー(PCS)の運転ボタンを停止にした上で避難するよう指示している。

 また、倒壊した太陽光発電システムは、パネルに日射が当たれば発電する可能性があり、素手などで触ると感電する恐れがあるという。また、接続箱やPCSなどからの漏電により感電や火災の危険もあるとしている。

 救助や復旧作業の際の注意事項として、「絶対に素手で触らず電気用ゴム手袋など絶縁性のある手袋を使用する」「ブルーシートや段ボールなどで覆いをするか裏返しにするなど太陽光パネルに光が当たらないようにする」「パネル間の配線コネクターを全部抜く」「接続箱やPCSとの配線を切断して銅線がむき出しにならないよう絶縁する」――などを挙げている。なお、配線の切断や絶縁作業は、必ず電気工事士が行うよう求めている。

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