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世界の発電量、2050年には風力・太陽光で半分、BNEFが予測

蓄電池の急速な低価格化と普及で、出力変動も安価に調整

2018/06/21 14:42
工藤宗介=技術ライター
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「安い蓄電池」が風力・太陽光を後押し

 米Bloomberg New Energy Finance(BNEF)は6月19日、蓄電池の急速な発展により、2050年には世界の発電量の50%を風力と太陽光発電が占めるとの予測を発表した。その一方で、石炭火力の全世界の発電量に占めるシェアは、38%から11%に激減するという。

 同社の65人超のアナリストが各国の電力システムの精巧なモデリングを行い、電源別のコストダイナミクスに関する研究結果を長期エネルギー見通し「New Energy Outlook 2018(NEO2018)」として取りまとめた。

 「NEO2018」によると、2010年以降すでにリチウムイオン電池のコストはMWhあたり約80%低下しており、2020年代以降は電気自動車(EV)の製造が増加するにつれて引き続き低下すると予測する。2050年までに蓄電池の設備容量に対して5480億ドルが投資される見込みで、その3分の2が系統側に、残り3分の1が家庭や企業に設置されると予測する。

 BNEFのアナリストは、「安価な蓄電池により、風力と太陽光による電力供給がより巧妙になる。つまり、風が吹かなくても、太陽が出ていなくても、蓄電池を導入することで、これらの技術が需要を満たせるようになる。その結果、再エネが、既存の石炭、ガス、原子力をますます浸食していくことになる」と見ている。

2050年に世界の発電量は「太陽光と風力」で半分を賄うと予測する
(出所:日経BP)
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