NECおよび同社のエネルギー関連子会社である米NEC Energy Solutionsは6月19日、デンマークの電力会社で洋上風力発電を主力とするØrsted(エルステッド)の英国法人に出力20MWの大型蓄電システム(GSS:Grid Storage Solution)を提供すると発表した。

 同蓄電システムの導入によりエルステッドは、英国最大の送電事業者であるNational Gridに向けて、周波数の障害を未然に防ぐ「周波数応答サービス」を提供する。2018年中に蓄電システムの運用を開始する予定。

 英国では、風力や太陽光など天候で出力が大きく変動する再生可能エネルギー発電の拡大に伴い、電力系統の安定運用が課題となっている。電力の需給バランスの調整、電力系統における周波数や電圧など電力品質を維持するために、蓄電システムの導入が進んでいる。

 NECと米NEC Energy Solutionsは2017年3月、英VLC Energyとの間でも合計出力50MW規模の大型蓄電池システムの構築・運用に関する契約を締結している(下図)。

NECグループが英VLC Energyとの間で契約したコンテナ型蓄電池のイメージ
(出所:NEC)
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