インドで太陽光のEPC(設計・調達・施工)サービスなどを手がけるSunsure Energy社は6月19日、ハリヤナ州バハダーガー(Bahadurgarh)で出力280kWの太陽光発電システムが5月5日に稼働を開始したと発表した。

インドMPPL社の施設屋上に設置された太陽光パネル
(出所: Sunsure Energy)
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 同システムを設置したMerino Panel Products社(MPPL)は、家庭や企業向けにさまざまなインテリア関連製品などの製造や販売を手がける企業である。

 MPPLは、2016年に同社としては初めて550kWの太陽光パネルを工場の屋上に設置した。(関連記事)。ハリヤナ州では当時、建物1棟の屋上に設置された太陽光発電システムとして最大規模だった。同社はその後、太陽光発電システムの導入をさらに拡大していった。

 2016年10月にはウッタル・プラデーシュ(Uttar Pradesh: UP)州にある関連会社・Merino Industries Limited(MIL)の工場の屋上に500kW、同州やタミル・ナードゥ(Tamil Nadu)州にある同社の他の全施設でも屋上に太陽光パネルを設置した。

 その結果、今回稼働を開始した280kWのシステムも含めると、Merino社グループの太陽光発電所はこの1年間に3州の合計で2000kW(2MW)になったという。UP州の工場では、電力需要のうち最大95%を太陽光で賄うことが可能になったとしている。

 EPCを手がけたSunsure社のManish Mehtaディレクター兼最高事業責任者(CBO)は、「環境面の利点に加え、事業面でも太陽光発電は理にかなう。太陽光による電力は約4.5ルピー(約7.8円)/kWhだが、産業用の電気料金は8ルピー(約13.8円)/kWh以上で今後も値上げが予想される。設備投資は2~3年で回収でき、維持管理も容易だ。Merino社の事例にならって太陽光を導入するよう、他の事業者にも推奨している」と述べている。

 Sunsure Energy社はデリー、ムンバイ、バンガロールに事業所を持ち、メガソーラー(大規模太陽光発電所)のEPCなど、太陽光を中心にインド国内でクリーンエネルギー関連事業に取り組んでいる。MPPLの事例では、2MWのうち1.4MWの建設を同社が手がけたという。