石狩市がまとめた「風力発電ゾーニング計画書」(案)による洋上風力の区域
(出所:石狩市)
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 北海道石狩市と北海道電力は、洋上風力発電などの再生可能エネルギー発電事業などに関して連携する。両者は6月13日、再エネを核に地域活性化に取り組むことを目的とした地域連携協定を締結した。

 石狩市では近年、再エネ電源の開発が進んでおり、特に石狩湾は国内でも有数の洋上風力発電の開発候補海域と見られている。石狩湾新港内地域の一部区域「REゾーン」で再エネ資源を100%活用できる仕組みを構築し、再エネを切り口とした地域活性化に向けて取り組んでいる。

 しかし、再エネ発電の開発主体の多くが道外資本であることから、開発に伴う資金循環が担保されてないことや、再エネ電力を地域で活用する仕組みが課題となっていた。

 今回の地域連携協定では、(1)洋上風力やバイオマスなど再エネ開発の促進に向けた協力体制の構築、(2)石狩湾新港地域「REゾーン」の実現に向けた手法の検討、(3)再エネの利活用を軸とした産業の育成検討、(4)地方創生につながる地域密着型ビジネスなどの実現方策の検討――の4項目について取り組む。

 これら連携項目の実現に向けて、石狩市は地域の課題などの整理や関係機関との連絡調整、地域振興の手法を検討する。また、北海道電力は、既存の設備や総合エネルギー企業としての知見を活用し、再エネ開発や地域密着型ビジネスなどを検討する。詳細な検討項目や成果については、今後の協議の中で具体化していく。