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高松市で水上メガソーラー、24円/kWhで売電開始

パネルは中国ジンコ、フロート架台で初の「72セル」採用

2018/06/15 15:31
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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高松市香川町浅野字池ノ上にある「渡池」の水上を活用
(出所:シエル・テール・ジャパン)
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 太陽光パネルを水上に浮かべる部材であるフロートの大手、フランスのシエル・テール・インターナショナルの日本法人、シエル・テール・ジャパン(東京都中央区)は6月7日、高松市において、池の水上を使ったメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働を開始したと発表した。

 高松市香川町浅野字池ノ上にある「渡池」の水上を活用した。6月7日に売電を開始した。連系出力は1.980MW、太陽光パネル出力は2.16971MWとなっている。

 発電事業者は、これまでのシエル・テール・ジャパンの水上型太陽光発電所と同じように、同社の子会社である「水田湖一」となる。

 売電価格は24円/kWh(税抜き)で、四国電力に売電している。年間発電量は、一般家庭約545世帯の消費電力に相当する、245万1767kWhを見込んでいる。

 設計・調達はシエル・テール・ジャパン、施工はTOKS(大阪市東成区)が担当した。

 太陽光パネルは中国ジンコソーラーホールディング製を採用した。72セル・出力345W/枚のパネルを6289枚浮かべた。72セル/枚タイプの太陽光パネルを使った水上型太陽光発電所は、国内初としている。

 パワーコンディショナー(PCS)は、スペインのパワーエレクトロニクス社製を採用した。

 香川町浅野では、近隣の「市宮池」でも水上型のメガソーラーを設置している。こちらは、7月に売電を開始する予定となっている。

 発電事業者や連系出力、売電単価、売電先、採用した太陽光パネルやPCSなどは「渡池」の水上メガソーラーと同じである。

 太陽光パネルの設置枚数は「渡池」より189枚多い6498枚で、連系出力の1.980MWに対して、太陽光パネル出力は2.24181MWとなっている。

 また、施工はスーパーツールECO(大阪府堺市)が担当している。同社は、「渡池」の案件と担当したTOKSとともに、シエル・テール・ジャパンの水上型太陽光発電所の施工を多く手掛けている。

 シエル・テール・ジャパンは、従来からの水上太陽光発電所向けフロートの販売やエンジニアリングに加えて、太陽光発電事業に参入しており(関連コラム)、発電事業については、徳島県の4カ所(関連ニュース1同ニュース2)、奈良県(同ニュース3)、三重県(同ニュース4)に続く、9カ所目の稼働となった。

 日本におけるフロートの供給実績は、6月時点で累計約134MWとなっている。

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