アントコヤ銅鉱山の設備
(出所:Antofagasta)
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 丸紅と英Antofagastaが共同出資するチリのアントコヤ銅鉱山は、2022年度以降の操業に使う電源を石炭火力から100%再生可能エネルギーに転換する。5月23日、仏大手エネルギー事業者ENGIEの現地子会社ENGIE Energía Chileと電力購入契約を締結した。

 アントコヤ銅鉱山は、チリ北部第II州Antofagasta市の北東約180kmに位置し、「溶媒抽出電解採取法(SX-EW法」」で銅地金を生産している。この採取法は、有機溶媒を用いて銅イオンを抽出し、電気分解によって99.99%の銅地金を生産する。

 2015年に生産を開始し、約20年間にわたって年間約8万tの銅地金を生産する予定で、丸紅は2012年に30%の権益を取得した。

 ENGIE Energía Chileとは、2014年に石炭火力を電源とする電力購入契約を締結していた。今回の再エネ電源での購入契約により2022年以降、年間約300GWhの電力を再エネに転換する。これにより、CO2排出量を自動車約3万6000台に相当する年間約13万4000t削減する。チリでは、再エネ100%で操業する2番目の鉱山になるという。

 ENGIE Energía Chileは、リチで4番目の規模を持つ大手発電会社で総発電量は1928MWに達する。現在、太陽光と風力発電など約1000MWの再生可能エネルギー開発を含む発電設備の更新計画を立てている。