関西電力グループのベンチャーキャピタル企業である合同会社K4 Ventures(K4V、大阪市)は6月5日、マイクロ波による無線給電技術を持つ京都大学発のベンチャー企業Space Power Technologies(京都市)の第三者割当増資を引き受けると発表した。出資額は非公表。

 Space Power Technologiesは、宇宙空間に設置した太陽光発電設備で発電した電気を、マイクロ波に変換して地上に送電する技術的知見を基に、無線給電システムを設計・開発している。高効率の送受信デバイスの設計とマイクロ波ビームの制御技術に強みを待つ。

 数m以上の距離に対応した無線給電システムが実用化されれば、離れた場所から携帯端末やIoTセンサーなどを充電できるようになり、頻繁な充電や電池交換にかかるメンテナンス作業が不要になる。今後、法改正により許容される範囲内での事業化を予定している。

無線給電技術の将来の活用イメージ例
(出所:関西電力)
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 関西電力グループは、革新的な技術やビジネスモデルを持つベンチャー企業との連携を強化するため、K4Vをベンチャーキャピタルとした仕組みを整備している。今回は、10件目のベンチャー投資であり、直接投資としては8件目となる。