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太陽光で水やりする「フラワーメリーゴーランド」、葛飾区が設置へ

パナソニックが暑熱対策のミスト機能で技術協力

2019/06/06 09:25
工藤宗介=技術ライター
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ミスト機能付きフラワーメリーゴーランド試作機
(出所:葛飾区)
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技術協力について協定を締結した
(出所:葛飾区)
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 東京都葛飾区とパナソニック、かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会の3者は5月30日、太陽光発電によって自動で水やりを行う立体花壇「フラワーメリーゴーランド」に関する技術協力について協定を締結した。

 「フラワーメリーゴーランド」は、地元企業・団体などが参加するかつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会が中心となって開発した円筒形の立体花壇。太陽光パネルで発電した電力でポンプを動かす自動潅水装置を備え、花壇を低コストで導入し、運用面でもコストを抑えつつ維持・管理できる。

 高さ1880×直径900mmでフラワーポットを104個(13列×8段)設置でき、360度手回しで均等に日の光を当てられる。頭頂部に出力12Wの太陽光パネルを搭載するほか、季節や植物に合わせて潅水時間を調節できるプログラムタイマーを備えた。貯水タンクの容量は200L。

 2017年4月からフラワーメリーゴーランドを区内の道路や公共施設、イベント会場などに設置し、東京都立農産高等学校が中心となって水やり量や肥料の濃度、花を立体配置した場合の育成状況などの実証実験を行っている。

 今回の協定では、暑熱対策としてフラワーメリーゴーランドにパナソニック製のミスト装置を追加し、夏の公共空間を快適に過ごせる環境を構築する。ミスト装置の電源供給は、フラワーメリーゴーランドの太陽光パネルとは別系統になる。

 5月30日に行われた葛飾区長の定例記者会見では、ミスト機能付きフラワーメリーゴーランドの試作機を公開した。区では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど国際大会会場への設置を目指すとしている。

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