「マグナス風車」実用化に向け連携、チャレナジーと日鉄エンジ

2019/06/03 09:29
工藤宗介=技術ライター
垂直軸型マグナス式風力発電設備
(出所:チャレナジー、日鉄エンジニアリング)
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 小型風力ベンチャーのチャレナジー(東京都墨田区)と日鉄エンジニアリング(旧:新日鉄住金エンジニアリング、東京都品川区)は5月30日、チャレナジーが開発する「垂直軸型マグナス式風力発電機」(マグナス風車)について共同で技術検討すると発表した。

 チャレナジーがマグナス風車の開発を、日鉄エンジニアリングが設計・調達・施工などのエンジニアリングを担当し、共同で商業化に向けたコストダウンなどに取り組む。2020年度内に出力10kWのマグナス風車の実用化を目指す。

 チャレナジーの開発するマグナス風車は、円筒翼を用いた「マグナス型」と、垂直翼の「直線翼ダリウス型」を組み合わせた。台風などの強風下でも風向・風速に左右されずに安定して発電できるのが特徴。日本国内やフィリピンなど東南アジアの島しょ部への普及を狙いとする。

 風車の直径は約7m、風車・鉄塔部の全長は約15~20m、基礎部サイズは10×10×0.75m。風速25m/s超の台風下でも安定的に発電できるという。2017年7月に特許を取得したほか、12カ国に国際特許を出願済み。