「CO2フリーメニュー」の仕組みイメージ
(出所:中部電力)
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 中部電力は5月29日、顧客参加型取引サービス「これからデンキ」の新サービスとして、再生可能エネルギー電源に由来する「CO2フリーメニュー」を発表した。7月1日から申込受付を開始する。

 環境価値のある再エネ電源を活用するため、CO2排出係数ゼロとなり、CO2排出ゼロをアピールできる。

 同社が保有する水力発電などの再エネ由来電力を供給するメニューで、現在の電気料金プランのオプションとして選択できる。11月以降に固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了する「卒FIT」住宅太陽光からの余剰電力も活用する予定。

 各電気料金プランの使用量単価に4.32円/kWh(消費税相当額8%含む)を上乗せする。対象プランは、高圧が高圧業務用電力、高圧電力。低圧がポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン、スマートライフプラン、スマートライフプランforスマート・エアーズ、ビジとくプラン、3時間帯別電灯、時間帯別電灯、ピークシフト電灯、低圧季節別時間帯別電力、低圧高利用契約。

 これとは別に中部電力は、Cryptoeconomics Lab(東京都新宿区)と連携し、5月30日からブロックチェーンを活用して太陽光発電の余剰電力を個人間で取引する実証実験を開始した。中部電力の社員30人程度が参加し、実証期間は10月30日まで。

 国際団体Energy Web Foundationが開発するブロックチェーンを活用し、両社が共同開発した取引プラットフォーム上で、売買のマッチングから契約の締結、履行までを自動で行い、第3者を介さず適正な取引管理が行われているかを検証する。

 売り注文を行う際は、ユーザー名や顔写真などの画像、所在地を提示することで、発電量や価格以外の要素が取引に与える影響を検証する。実証実験で抽出した技術的課題を解決し、個人間で電力取引を可能にするプラットフォームの構築など、新たなサービスの開発につなげていく。