中国の国家発展改革委員会(NDRC)と国家エネルギー局(NEA)は5月20日、グリッドパリティでの導入・運用を前提としたメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトの概要を発表した()。

表●中国の「グリッドパリティ」メガソーラー・プロジェクトの一覧(出所:NEA)
No.
省(区/市)
件数
総設備容量[万kW]
平均容量[万kW]
1
広東
27
238
8.8
2
陝西
23
204
8.9
3
広西
16
193
12.1
4
河南
4
27
6.8
5
黒竜江
8
165
20.6
6
河北
11
131
11.9
7
山東
7
91
13.0
8
山西
8
100
12.5
9
吉林
0
10
遼寧
47
119
2.5
11
江蘇
6
109
18.2
12
安徽
6
67
11.2
13
湖北
5
34
6.8
14
湖南
0
15
天津
0
16
寧夏
0
合 計/平均
168
1478
8.8
注)メガソーラーの件数が0の省では、風力発電または分散型パイロットのみを導入

 中国国内の16省(自治区・直轄市などを含む)における全168件で、設備容量の合計は14.78GW。今回の発表には、グリッドパリティのプロジェクトとして太陽光発電だけでなく、風力発電と「分散型交易パイロット」プロジェクトも含まれている。

 NDRCとNEAは今回の発表に先立つ2019年1月、割り当て制や補助金を前提とする従来の再生可能エネルギーの普及推進策を撤廃、グリッドパリティを前提とした再エネ発電プロジェクトの推進へと大きく舵を切る方針を明らかにしていた(関連記事)。

 いずれのメガソーラーも中央政府からの補助金などは一切受け取らないが、用地の使用料が減額または免除されるプロジェクトなども一部あるという。系統への連系は2020年の後半~2021年以降となるものが大半とみられる。

 メガソーラーの設置場所では、47件の遼寧省が最多で、広東省の27件、陝西省の23件がそれに続く。総設備容量の規模では広東省が合計2.38GWでトップ、以下、陝西省の同2.04GW、広西チワン族自治区の同1.93GWなどとなっている。

 各メガソーラーの規模は省やプロジェクトによってさまざまだが、件数が最多の遼寧省では平均25MW、平均容量が最大となる黒竜江省でも206MW、全168件の平均は88MWとなっている。建設コストを抑制した結果、中国のメガソーラーとしては比較的小規模にとどまるといった傾向が見られるようだ。