シャープは5月22日、AI(人工知能)が予測した太陽光発電システムの余剰電力量に応じて、同社が販売する「クラウド蓄電」をより効率的に充電できるクラウド型のHEMS(住宅エネルギー管理システム)の新サービスを、7月31日から提供開始すると発表した。

 サービス名は、「COCORO ENERGY」。2019年11月以降、固定価格買取制度(FIT)の買取期間の終了した「卒FIT」住宅太陽光を中心に、太陽光の自家消費を増やそうとする世帯を想定した。

 クラウド上のAIが翌日の日射量の予報値から太陽光発電の発電量と各家庭の日々の生活パターンに基づく消費電力量、翌日の余剰電力量を予測する。夜間に蓄電池を充電する際、予測した余剰電力分を空き容量として残すことで、翌日の余剰電力をより効率的に蓄電池に貯めることが可能という。

 また、ヒートポンプ給湯機「エコキュート」を設置する家庭では、余剰電力を蓄電池に充電すると同時に沸き上げ運転にも利用できる。夜間など太陽光の発電量が低下する時間帯に、蓄えた電気や温水を利用することで、自家消費する量を増やせる。

クラウド型HEMSのイメージ
(出所:シャープ)
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 このほかにも、ECHONET Lite規格に対応した家電や住設機器を、在宅時に加えて外出先からもスマートフォンなどで遠隔操作できる。YKK APの電気錠やリンナイのガス給湯器、ハイブリッド給湯器にも対応し、外出先からの施錠や帰宅前の風呂給湯が可能。

 5月24日から提供開始するスマートライフ提案サービス「COCOORO HOME」のスマートフォンアプリとCOCORO ENERGYを連携することで、太陽光の発電や売電状況、消費電力量をアプリから確認できる。また、台風などの気象警報が発令された場合、停電に備えて蓄電池の充電を開始したことなどがタイムラインに通知される。

 サービス利用料は無料。同社の会員サイト「COCORO MEMBERS」への会員登録が必要。