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九電、タイの大手発電事業者に出資、再エネ100万kW保有

2019/05/16 15:49
工藤宗介=技術ライター
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EGCOへの出資スキーム
(出所:九州電力)
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2019年4月末時点のEGCOの保有資産
(出所:九州電力)
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 九州電力は5月14日、タイの大手発電事業者Electricity Generating(EGCO)の株式約6%を間接的に取得し、同社の経営に参画すると発表した。これまで国内外で培った技術やノウハウを活かし、EGCOの成長とアジアの電気事業の発展に貢献するとしている。

 EGCOは、タイを中心に6カ国に27の発電資産(持分出力515万kW)を保有する。再生可能エネルギーの開発にも力を入れており、タイ国内に太陽光・風力・バイオマス発電(同21万kW)、オーストラリアに風力発電(同11万kW)、ラオスに水力発電(同38万kW、建設中32万kW)、インドネシアに地熱発電(同18万kW)を保有する。

 1992年にタイ発電公社(EGAT)によって設立された。1995年にタイ証券取引所に上場し、2006年から三菱商事、2011年から東京電力(現在はJERAが継承)が経営に参画する。九州電力は今回、EGCOの株式の24.57%を取得するTEPDIA Generatingの持分25%を三菱商事から取得した。

 今回の経営参画により、九州電力の海外発電事業の持分出力は約230万kWになる。中期経営方針では、2030年までに500万kWに拡大することを目標としており、今後も電力需要の増加が見込まれるアジアを中心に海外での電気事業を拡大する。

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