「徳島津田バイオマス発電所」のイメージ図
(出所:徳島津田バイオマス発電所合同会社)
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 日立造船は4月26日、レノバが開発を主導する出力74.8MWの木質バイオマス発電所「徳島津田バイオマス発電所」(徳島市)の建設工事および運営・保守を受注したと発表した。運転開始は2023年3月の予定。

 大成建設との共同企業体で建設工事を受注した。日立造船は、主に発電設備の供給・据付・試運転を担当する。また、同社グループ企業のHitz環境サービス(川崎市)との共同企業体で20年間のO&M(運営・保守)サービスも合わせて受注した。

 発電設備は、オーストリアANDRITZ製の循環流動層(CFB)ボイラーおよび再熱再生式蒸気タービンから構成される。燃料は、北米産の木質ペレット、東南アジア産のパーム椰子殻(PKS)を使用する。年間の発電量は、一般家庭約25万世帯に相当する約5億kWhを見込む。売電単価は24円/kWh。

 事業主体は、特別目的会社(SPC)の「徳島津田バイオマス発電所合同会社」。レノバが36.1%、大阪ガスが33.5%、NECキャピタルソリューションが12.35%、三菱電機クレジットが12.35%、ゲンボクが1.9%、大利木材が1.9%、徳島電機産業が1.9%を出資する(関連記事:大ガス、徳島市のバイオマス発電に参画、北米から木質ペレット調達)。

 発電所の建設・運転資金の一部はプロジェクトファイナンスで調達する。融資シンジケート団の主幹事は三井住友信託銀行で、地銀など12社が参画する。

 日立造船グループは近年、バイオマス発電事業に積極的に取り組んでおり、事業者として2015年に「宮の郷木質バイオマス発電所」(茨城県常陸太田市)、2017年に「秋田バイオガス発電所」(秋田市)を稼働している。