那須烏山ソーラー発電所
(出所:レノバ)
[画像のクリックで拡大表示]

 レノバは、栃木県那須烏山市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)「那須烏山ソーラー発電所」を建設し、5月1日から営業運転を開始した。太陽光パネルの出力は19.2MW、連系出力は12MWとなる。年間発電量は、一般家庭6000世帯に相当する約2100万kWhを見込む。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は36円/kWh。

 学校法人や企業などが保有する用地や山林など約41.5haを賃借し、環境影響評価(アセスメント)を実施して林地開発許可を取得した。設備認定は2013年度だったが、環境アセスや林地開発許可の手続きに加え、電力会社の特別高圧送電線との連系点まで送電する自営線のルート上に鉄道線路があり、鉄道会社との協議も必要になったため着工が遅れたという。

 発電所から連系変電所まで約6kmの送電ルートを構築し、複雑な地形に太陽光パネルを敷設した。また、環境アセスの結果などを踏まえ、希少生物の生息環境を維持するため、沢の部分を可能な限り現況のままに残すほか、防災に配慮しつつ調整池の数を当初計画の6カ所から2カ所に減らした。

 事業主体は、レノバなどが出資する匿名組合事業「合同会社那須烏山ソーラー」。EPC(設計・調達・施工)サービスは東光電気工事が担当した。資金調達については、三井住友信託銀行を主幹事とするプロジェクトファイナンスを組成した。投資シンジケート団には地元企業である栃木銀行のほか、北都銀行、秋田銀行、七十七銀行、第四銀行、青森銀行が参画した。

 同社が運転中のメガソーラーは9カ所目になる。また、同社の運転中発電所(メガソーラーおよびバイオマス発電)は合計出力204.5MW、EPC契約上の建設期間中で営業運転開始前の合計出力は319MWになる。