北陸電力が「卒FIT」買取単価を発表、「年間定額」方式も

2019/05/08 13:29
工藤宗介=技術ライター

 北陸電力は4月26日、固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了した「卒FIT」太陽光を対象とした買取プランを発表した。

 余剰電力を単価8円/kWhで買い取る「かんたん固定単価プラン」のほか、余剰電力量によらず年間定額で一括して買い取る「あんしん年間定額プラン」、余剰電力を一時的に預かる形にして他の時間帯に使用したとみなす「わくわく電気預かりプラン」を用意した。

 「あんしん年額プラン」は、過去1年間の余剰電力の実績が基準以上であることを条件に、余剰電力量によらず契約受給電力に応じた買取料金を年間一括で支払う。買取料金は、契約受給電力が20kW以上~3.5kW未満で余剰電力量実績が年間600kWh以上の場合は年額1万5000円、3.5kW以上~5.0kW未満で年間1000kWh以上の場合は年額2万5000円、5.0kW以上で年間1400kWh以上の場合は年間3万5000円。

 「わくわく電気預かりプラン」は、顧客が加入する電気料金メニューに応じて、夏季昼間・朝夕時間・夜間などの各料金区分の使用量を上限に、月間の余剰電力量を買取単価の高い料金区分から順に割り当てる仕組み。

 買取単価は、電気料金メニュー「従量電灯ネクスト(契約電流10A以上)」「節電とくとく電灯」の場合は、300kWh超が10円/kWh、120kWh超300kWhまでが8.5円/kWh、最初の120kWhまでが5円/kWh。「エルフナイト8」は、昼間時間の230kWh超が10.5円/kWh。90kWh超230kWhまでが9円/kWh、最初の90kWhまでが4円/kWh。夜間時間が1円/kWh。

 「エルフナイト10」「エルフナイト10プラス」は、昼間時間の夏季料金が16円/kWh、その他季料金が13.5円/kWh。朝夕時間が4円/kWh(エルフナイト10プラスのみ)。夜間時間が1円/kWH。「くつろぎナイト12」は、昼間時間の夏季料金が17円/kWh、その他季料金が8円/kWh。ウィークエンド時間が3円/kWh。夜間時間は1円/kWh。

「わくわく電気預かりプラン」の買取料金算出例
エルフナイト10プラス加入、使用料金900kWH、余剰電力量200kWhの場合(出所:北陸電力)
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 いずれのプランも、買取料金は税込みで、消費税等相当額は10%で計算した。北陸電力エリア内では、2019年度に約9100件が「卒FIT」を迎える見通し。