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浪江町の災害公営住宅に太陽光とスマートメーター、遠隔で検針

2019/05/07 18:42
工藤宗介=技術ライター
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浪江町の復興スマートコミュニティ
(出所:ミライト)
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検針データを伝送するLoRaWANのゲートウエイ
(出所:ミライト)
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 ミライト(東京都江東区)は、福島県浪江町の災害公営住宅に太陽光発電システムとスマートメーターを設置し、4月15日から電力の遠隔検針を開始したと発表した。

 これは、「復興スマートコミュニティ」事業における施策の1つで、同社が手掛けるIoT技術である「LoRaWAN」を採用することで、遠隔での検診を可能にした。

 「浪江町復興スマートコミュニティ導入促進事業」の一環である「浪江町幾世橋災害公営住宅太陽光発電設置工事」を受注し、新設された災害公営住宅85戸と集会場1棟に対して、各戸に出力3kWの太陽光発電、容量11kWhのリチウムイオン蓄電池、HEMS(住宅エネルギー管理システム)を設置した。各設備のメーカーは非公表。

 遠隔検針システムに利用する「LoRaWAN」とは、低消費電力で広域をカバーする無線通信技術LPWAのネットワーク規格のひとつで、免許不要の周波数帯域を利用する。1GHzより低いサブギガ帯域を用い、伝送距離は最大10km程度。ミライトは、本社所在地である豊洲でLoRaWANネットワークを構築し、一般企業による実証実験の支援などに取り組んでいる。

 HEMSによって発電量や消費量を表やグラフなどで可視化(見える化)することで、居住者の省エネ意識が高まると期待される。同時に、各戸の電力消費量や太陽光発電量をLoRaWANによって集会場経由で浪江町庁舎に伝送し、将来のCEMS(地域エネルギー管理システム)実現に向けた検針データを収集していく。

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