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仏シュナイダー、メガソーラー向けパワコンから撤退

2019/05/02 21:42
加藤 伸一、金子 憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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日本のメガソーラーにおける導入例
(出所:日経BP)
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 フランスの大手重電メーカーであるシュナイダーエレクトリックは、大規模な太陽光発電所(utility scale PV)向けのパワーコンディショナー(PCS)事業に関し、日本を含め、グローバルでの撤退を表明した。2018年1月に、撤退を決定したとしている。

 すでに受注ずみのメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けには、受注した製品を供給する。また、供給ずみ・供給予定のPCSについては、保守やアフターサポートを継続することを強調している。

 住宅と、商業・工業(Commercial & Industrial:C&I)向けのPCSについては、事業を継続する。

 同社の大容量PCSの主力製品は、直流1000V対応や1500V対応機といった高電圧対応の機種となっていた。日本では特に、PCSのほか、昇圧変圧器、連系用の開閉器などの受変電設備まで一式をコンテナに納めた製品が、出力規模の大きなメガソーラーで採用されている。

 今後、同社は、PCSや重電などで培った知見を生かし、情報通信技術(ICT)を活用した監視・制御システムに注力していくと見られる。日本でも4月、マイクログリッド向けのICTシステムなどに参入することを発表している(関連ニュース)。

 再生可能エネルギー分野では、かつて海外製の大型風力発電設備に関し、メーカーが日本市場から撤退するなど、不具合時の対応に苦しんできた経緯がある。太陽光パネルに比べ、PCSは相対的にメーカーのサポートが重要なだけに、太陽光発電分野でも、今後、海外メーカーのリスクが顕在化してくる可能性もある。

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