関西電力は4月22日、固定価格買取制度(FIT)による買取期間の終了した「卒FIT」住宅太陽光の余剰電力について、買取条件や手続きの概要を発表した。

 買取単価は当初8円/kWhで、今後見直す可能性があるとしている。契約期間は「卒FIT」翌日から翌4月の検針日の前日まで、以降1年ごとの自動更新となる。

 同社エリア内では、2019年度中に約9万件の顧客が「卒FIT」を迎える見通し(合計出力は非公表)。現在、売電契約を締結している顧客は、手続き不要で自動的に新しい単価で引き続き売電でき、「卒FIT」の4カ月前までに書面で案内を送付する。なお、現在、同社以外に売電しており、同社での売電を希望する場合は、新たな手続きが必要となる。

 また、太陽光発電による自家消費の拡大を検討する顧客向けには、蓄電池やヒートポンプ給湯機(エコキュート)などの蓄電・蓄熱機器の設置を提案する。蓄電池を希望する顧客には蓄電池の販売・リースを行うグループ会社、かんでんEハウス(大阪市北区)を、給湯設備の買い替えなどを検討する顧客にはヒートポンプ給湯機を販売するパートナーショップなどを紹介する。

蓄電池を使った余剰電力の活用イメージ
(出所:関西電力)
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ヒートポンプ給湯機を使った余剰電力の活用イメージ
(出所:関西電力)
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 さらに、太陽光発電の余剰電力を同社が一時的に預かり、必要なときに引き出すような形で使える仮想蓄電サービス「貯めトクサービス」の提供を開始する。同サービスの詳細は現在、検討中で、夏頃に改めて発表する予定という。

仮想蓄電サービス「貯めトクサービス」のイメージ
(出所:関西電力)
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