すでに太陽光を導入したセブン-イレブンの実験店(相模原橋本台1丁目店)
(出所:セブン-イレブン・ジャパン)
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日本べネックスが導入したリユース蓄電池
(出所:日経BP)
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 神奈川県とセブン&アイ・ホールディングスは4月17日、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて連携して取り組む「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を締結した。両者は、エネルギーの地産地消など、5つの事項について実証実験などに取り組む。

 協定に基づきセブン-イレブンは、電気自動車(EV)のリユース蓄電池を使用した蓄電システムの実証実験を今夏実施する。神奈川県内の約10店舗を対象に太陽光パネルと「日産リーフ」のリユース蓄電池を設置。日中発電した電力を蓄電して夜間に利用することで、店舗の省電力と災害時の地域インフラとしての機能を強化する。’

 店舗に設置する太陽光パネルとリユース蓄電池の容量は現在検討中だが、効果としてはCO2排出量の20%削減を目指す。また、日産リーフを経営相談員の営業車に活用し、同車の二次利用蓄電池でライフサイクルの循環型モデルも合わせて検証する予定。

 この他にも両者は、レジ袋の統合・削減によるプラスチックごみ削減、そごう・西武が配信するbeauty24アプリを活用した末病の改善、インターンシップや就労・職場理解に対する公演などによる共生社会に向けたダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組むとしている。

 神奈川県は、都道府県では唯一「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定され、「かながわSDGs取組方針」を定めるなど、SDGsを積極的に推進している。また、セブン&アイは、SDGsに向けて取り組むべき「5つの重点課題」を定めている。神奈川県内では、セブン-イレブン1444店舗、イトーヨーカドー31店舗、そごう・西武2店舗、セブン&アイ・フードシステムズ83店舗、その他グループ合計で1631店舗を展開している。

 セブン-イレブン・ジャパンは昨年5月、電力需要の約半分を再生可能エネルギーで賄える実証店舗「セブン-イレブン相模原橋本台1丁目店」(神奈川県相模原市)をオープンした。路面と屋根上、カーポートの上に設置した太陽光パネルで、店舗の使用電力の約半分を発電できる(関連記事:セブン-イレブン、再エネで半分の電気を賄う実験店、路面と屋根に太陽光)。

 また、日産リーフのリユース蓄電池を事業所の定置型蓄電池システムに利用したケースとしては、日本ベネックス(長崎県諫早市)がある。同社は昨年4月、出力400kW、容量400kWhのリユース蓄電池を本社工場に設置し、屋根上太陽光などと連携した運用を開始した(関連記事:リユース蓄電池と太陽光を連携、日本べネックスが工場で)。