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東電、八丈島の地熱発電を廃止、再エネを新規開発

2019/04/11 16:17
工藤宗介=技術ライター
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八丈島地熱発電所
(出所:東電PG)
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八丈島地熱発電所
(出所:東電PG)
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 東京電力パワーグリッド(東電PG)は3月29日、八丈島地熱発電所を同日付で廃止し、経済産業大臣に届出を行うと発表した。今後、八丈島の電力供給は、内燃式火力発電(ディーゼル発電)を主力に再生可能エネルギーを含めたベストミックスを検討するとしている。

 八丈島地熱発電所は、同社が所有する唯一の地熱発電所で1999年3月に営業運転を開始した。出力は3.3MWで累計2.63億kWhの電力を発電し、八丈島の電力供給の一端を担ってきた。今回、老朽化が進み改修費用が高額になることから廃止を決定した。

 八丈島に残る発電設備は、内燃式火力発電が6基で総出力は16.6MW。今後、新規に開発する再エネの種類など具体的なベストミックスの構成については検討中としている。なお八丈島では、オリックスが出力4.4MWの地熱発電所の開発を計画しており、2022年の運転開始を目指して地質調査を進めている。

 東電PGは、一般送配電事業者として送配電サービスを提供するほか、島しょ部の発電事業も担っている。現在、新島において2030年に再エネ24%に向けて太陽光と風力発電の実証を進めている。また、母島では再エネ100%を目指して自然環境の調査を実施している。

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