プログレッシブエナジーの可倒式風力発電設備
(出所:プログレッシブエナジー)
[画像のクリックで拡大表示]
トンガ電力公社との調印式
(出所:プログレッシブエナジー)
[画像のクリックで拡大表示]

 沖縄電力のグループ企業で風力発電事業などを手掛けるプログレッシブエナジー(沖縄県中城村)は、トンガ王国向けに可倒式風力発電設備を5基納入する。日本政府によるODA(政府開発援助)の無償資金協力案件「風力発電システム整備計画」によるもの。

 貿易商社の西澤(大阪市)とともにトンガ電力公社と1月27日に契約を締結、3月27日に国際協力機構(JICA)から契約認証を取得した。日本政府の無償資金協力案件としては、初の風力発電設備となる。

 トンガ王国の首都ヌクアロファがあるトンガタプ島に風力発電設備5基と系統安定化装置などを整備し、トレーニング(運転操作・メンテナンス)などを提供する。総出力は1.375MW(275kW×5基)。2018年7月に着工し、2019年4月に竣工する予定。

 2015年に開催された「第7回太平洋・島サミット(PALM7)」において、日本政府が提唱したハイブリッド・アイランド構想支援の一環。再生可能エネルギーの導入を促進するとともに、電力供給の多様化とエネルギー安定供給に貢献するとしている。

 大洋州島嶼国はサイクロンによる被害が多く、化石燃料への依存が高いなど、沖縄と同様の問題を抱えている。同社は、沖縄電力向けに可倒式風力発電設備を沖縄県内4島へ7基を納入して運転・保守管理を担ってきた実績を持つ。沖縄発の知見と技術で大洋州島嶼国の課題解決に取り組む。