尿で栄養の過不足を評価するサービスが登場

ユカシカド、郵送キットで検査

2017/04/10 13:20
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 栄養関連サービスを手掛けるユカシカド(東京都)は2017年4月7日、ビタミンとミネラル、たんぱく質の過不足を尿から定量的に評価できる郵送検査サービス「ビタノート(VitaNote)」を始めた。検査キットの先行予約販売を同日開始。同年5月中旬に一般販売を始める。生活習慣に不安を抱える人や妊娠期・授乳期の女性、アスリートなどをターゲットとする。参考価格(税抜き)は6300~7500円。

検査の流れ
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 健康に影響するさまざまな因子のうち、運動や休養はウエアラブル端末などのツールで評価できるようになってきた。一方、栄養については食事調査や血液検査でおおまかには評価できるものの、栄養素ごとの定量的な評価は難しく、検査結果を踏まえた改善にはつなげにくかったという。

検査キット
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検査結果画面
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サービスメニュー
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 ユカシカドはこの課題の克服を目指し、滋賀県立大学および医師との共同研究を通じてVitaNoteを開発した。同サービスではビタミン7種類、ミネラル6種類、たんぱく質、酸化ストレス(ビタミンC、ビタミンE)の過不足を、尿を用いた簡便な検査で定量化できる。検査キットは郵送され、場所を選ばず利用可能だ。検査結果は1~3週間後にインターネットで確認できる。栄養状態を定期的に把握して適切な食生活につなげ、栄養状態を改善することを支援する。

 VitaNoteでは「栄養の改善基準」を作れることから、健康における栄養と運動、休息の相関を分析することで、生活習慣病などの予防に効果の高い改善行動につなげられる。個々人の栄養状態に合わせたオリジナルレシピの提案など、テーラーメード型の改善提案もしやすくなる。

 個人向けのインターネット販売を軸に、ドラッグストアなどの量販店でも販売する計画。検査結果を踏まえたテーラーメード型サプリメントの販売を2017年7月中旬から始める。法人向けでは、保険業界やプロスポーツ業界、オフィス向けサービスとの提携を予定しており、リハビリテーション病院との臨床試験を中心とした共同研究も実施予定という。2020年に年間50億円の売り上げを目指す。

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