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日立、重粒子線がん治療システムで海外初受注

台湾の台北栄民総医院に

2018/04/05 13:45
増田 克善=日経デジタルヘルス

 日立製作所は2018年4月4日、重粒子線がん治療システム一式を台湾の台北栄民総医院(Taipei Veterans General Hospital)から受注したと発表した。同医院の新棟に設置される予定で、水平・垂直方向から照射可能な治療室を2室備える。海外からの受注は初めてという。

 受注したシステムは、呼吸に伴って移動する臓器の動きを捉える動体追跡技術と、腫瘍の形状に合わせて重粒子線を照射できるスキャニング照射技術を搭載する。患部の画像情報をもとに腫瘍の形状を把握し、それに適した照射線量を計算、患者ごとの粒子線治療計画を作成する治療計画ソフトウエアも併せて受注した。

 日立の粒子線がん治療システムは国内外の病院に納入されており、これまでに1万6000人以上の患者が同社のシステムで治療を受けているという。重粒子線がん治療システムについては、大阪重粒子線センターで2018年10月に治療が開始される予定である。

 日立製作所は2017年12月に、三菱電機の粒子線治療システム事業を買収することで合意(関連記事)。粒子線治療の市場はグローバルに拡大しており、需要が拡大する海外を開拓する。

 三菱電機との統合事業は2018年4月から開始。今後は新体制の下、1治療室のみの小型陽子線治療システムをはじめ、より高性能で高付加価値のある製品・サービスを提供していくとしている。

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